助産師が職業になったのはいつ?

以前は産婆さんという名で活躍していました

助産師が職業になったのはいつ?

現在は、助産師という名称で親しまれるようになりましたが、そもそも助産師が職業となったのはいつ頃なのでしょうか。助産師の歴史について、解説していくことにしましょう。

助産師は、何度か名称を改めている職業の中の1つです。古い時代は、年配の婦人が助産に立ち会っていたことから、取り上げ婆と呼ばれていました。 そのため、職業になったのはいつかということに関してですが、明治時代よりももっと前の、かなり古い時代からと言うことができるでしょう。

その後、戦前までの間は産婆、戦後は助産婦、平成になって現在の助産師へと名称を改めてきました。 ちなみに、助産師が免許制となったのは、産婆へと改称された時だといわれていますが、免許制とはいっても現在とは少々違い、産科の医師と明確に区別された程度のものでした。

それから15年ほど経ってから、産婆に関する規則が制定され、試験の実施が義務付けられたのです。また、合格者においては、名簿に名前が登録されるようになりました。この辺りから、現在の助産師に近い形となってきたといえそうです。

尚、この産婆規則に関しては、全国で一定の基準が設けられる事となったため、産婆としての資質はもちろんのこと、業務の内容などについても統一された形となりました。 そして、終戦後、保健婦助産婦看護婦法が定められ、産婆の名称が助産婦へと改称されるとともに、現在の国家資格へと改正されたのです。ちなみに、産婆は県の業務免許という扱いを受けていました。

この頃から、現在に掛けて大きく助産婦の位置づけが変わることはありませんでしたが、平成14年に改正された保健師助産師看護師法により、現在の助産師へと名称を改めています。

最後に名称が変わった理由はいくつかありますが、男女の雇用機会均等や、男女平等が叫ばれるようになったことが一番の理由だといえるでしょう。

とはいえ、今のところ、業務内容の特殊性から、女性のみ資格取得を許されている職業となっています。古い歴史のある職業ではありますが、今後も助産師という職業自体が無くなることはないでしょうし、多くの女性から必要とされていくといえそうです。